Exchange Online は、WEBメール、スマートフォン などを使って、どこからもでもアクセスできますから、あまり電子メールを転送しなければならないという状況は考えられません。
しかし例えば「アシスタントとして代理で電子メールの参照や送信をしたい」というケースは十分考えられます。
Exchange Online ではその機能をサポートしています。
例えば、上司であるA部長の電子メールを、秘書のBさんが確認したり、代理で電子メールを送信したいとします。
その場合の設定方法は、A部長が Outlook で代理人としてBさんを指定し、権限を設定するだけです。
Outlook では、[ファイル] タブをクリックして、[アカウント設定] - [代理人アクセス] をクリックします。
これにより、Bさんは、A部長の電子メールを確認し、時にA部長の電子メールアドレスを使って取引先に電子メールを送信できるようになります。
Bさんは、Outlook [ファイル] タブをクリックして、[開く] タブで [他のユーザーのフォルダー] をクリックし、A部長のアカウントを選択します。
代理人として、予定表の参照、作成もできます。
秘書のBさんはA部長の代わりにスケジュールを管理することもできるのです。
なお、代理人と委任される人が使うOutlookのバージョンは同じであることが求められますから、ご注意ください。