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MCSE取得は有言実行で挑んだ。黙って挑戦するよりも、周りに言いふらして自分を追い込む。そうでもしなければ持続できそうもなかったからだ。 MCSEの勉強は、毎日新しいことを覚えた。それほど知らなかったことが多かったのだ。 |
途中「大変なことをし始めてしまったと」少し後悔というか、ビビってしまったことが何度かあった。
子どものころにあなたも経験はないだろうか。始めて一人で遠くへ行ったときのような気持ちだ。
途中まで来て目的地までまだまだ先であることを知って「行こうなんて思うんじゃなかった」「ここで引き返して帰りたいな」「でも随分来てしまったから引き返すこともできない」「うえ〜ん、どうしたらいいんだぁ〜」という感じである。
仕事から22〜23時くらいに帰ってきて、ほぼ毎日3〜4時まで勉強した。通勤時間も無駄にできないと毎日本を読んだ。これを約6ヵ月間以上続けた。
お陰でそれ以来、夜眠れなくなってしまった。 3時、4時にならないと眠れなくなってしまったのだ。 |
※ MCSE取得について詳しくは、MCPをご覧ください。各科目の体験談も紹介しています。
私の立場や周りの状況も変わり、単調な仕事の割合が増えてきた。
確かにマネジメントに関わる重要な仕事であることは理解していたが、別に私ではなくとも誰でもできる仕事じゃないかと思う部分がたくさんあった。いろいろな理由でほとんど私以外にできる人が他にいなかったので、結局自分でやるしかなかったのだ。
後にこれが続き、転職を考えるきっかけの1つとなった。
これでターニングポイントを作ることができたのだ。
仕事上の武器を手に入れることができ、私の市場価値を高めるきっかけもできたのだ。
そんな素敵な日なのに帰り道は雨が降っていた。
まるでこれからの道のりを象徴しているかのうようだった。
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